私の合格体験記

・通関士試験受験のきっかけ
私が通関士に興味を持ったのは、
以前勤めていたメーカーで自社通関を行っており
所属年数が長くなるにつれて社内のマニュアルなどの作成を任されたのですが、
通関に関する工程や免税に関する知識などがなく非常に困ることがありました。
また社内では通関士の資格を持つ方も多く、
憧れのような資格でしたが
スキルアップをするなら今しかないと思い受験をすることにしました。

・学校を選んだきっかけ
通勤経路の中間地点に学校があったのと、
先生が厳しそうな感じだったので、
あまり焦らないタイプの私にはぴったりだと思いました。

・勉強方法について
学校の都合に合わせて、又、勉強時間を確保できるよう、
メーカー物流からフォワーダーへ転職したのですが、
案外フォーワーダーの業務が忙しくあまり予習もせずに学校に行くことに必死で１年がすぎました。
勉強の要領なども悪く、
試験直前は勉強に集中したかったにもかかわらず、
関空の連絡橋の事故のおかげで全く勉強ができませんでした。
ただ、途中から開き直って来年に向けての練習だと思い本試験を受けましたが、
予想通りの不合格でした。

２年目は去年の失敗を活かして計画通りにしようと最初は思ったのですが、
４月から10月までの半年間をフルスロットルで駆け抜けるには気力が持たないと思い、
最初からあまり勉強しなかったです。
９月くらいになっても全然勉強しなかったので、
先生にカツを入れてもらうこともしばしばあって、
やっとやる気が出たりしたのは９月の中旬でした。
あまり良い勉強法ではないですが、
褒められるとダメで、
追い込まれるとやる気になるタイプだったので
試験までの最後の一ヶ月は平日は５時間、
土日は14時間くらい勉強したりしていました。
本当に最後の最後まで悪あがきしました。

尚、使用教材や勉強の内容は、下記の通りです。

ヒューマンアカデミー　通関士完全攻略ガイド　（学校指定教材）
ヒューマンアカデミー　通関士過去問題集　（学校指定教材）
先生から配布されたプリントと毎月ある構内のテストの問題

以上です。

本当にこれだけです。
最後の一ヶ月は、問題集にある過去問が全部正解になるまで解き続けました。
また、やる気が出た時が遅かったので、実務の輸出の問題ではせず、
輸入ができれば、輸出が解けると思い輸入だけ勉強していました。
本当に先生が言われた、
過去問３年分と関税法と通関業法と実務の計算だけ勉強しました。


・通関士試験を終えて
自己採点では、通関業法 31 関税法 36 実務 29 でした。
自分でも驚きで、まさか私が合格圏内？きっと名前を書き忘れているんだろうな。。
といまいち自信が持てなかったのですが、
合格発表当日は自分の名前が官報に掲載されており本当に嬉しかったです。

私の勉強法はあまりおすすめできないのですが、
一つだけ思ったのは正解するまで解き続ける事かな？と思いました。
また先生が言われた、
過去問３年分を解くも効果があったように思いました。

最初から最後まで不真面目な生徒でしたが、
一生懸命教えてくださった先生には本当に感謝しています。
２年間でしたが、大変お世話になりました。ありがとうございました。

K.Aさん

合格おめでとうございました。

２年間お疲れさまでした。

K.Aさんは確かにあまり勉強されていないように終始感じておりましたが、それがK.Aさんの学習方法なので、それはそれでありですね。最後だけは真剣に取り組んでいるように見えましたが、それ以外は燃えている時期も全くなく、２年目の途中も１年目よりはできるようになってはいるのですが、合格に絶対的な保証がなく、こちらもかなり不安でしたが、最後に合格されて本当に良かったです。やはり１年であきらめずに、続けられたことがよかったのでしょうか。１年では無理でも２年で全体を学ばれて合格されたというのは、今後学習される方には大変参考になると思います。弊社には超が付くほど勉強をされる方が多いですが、世の中そのような方ばかりではないので、普通に努力されて合格されたというのは大変参考になると思います。合格はしたくても勉強はあまりしたくはないという方もかなりいるので、そのような感じでも合格できるという良い見本になると思います。ただ、授業は全く休むことなく、補講も出席されていましたから、それだけでも本当は凄いことなのですが、そのような方が多くいるので、こちらも少々感覚が麻痺しているのかもしれません。

これからも様々なことにチャレンジして頑張ってください。

本当に合格おめでとうございました。